初入荷となるブルガリアの製作「Petko Petokov」を買付品として名古屋店にてご用意しております。
ブルガリア製の魅力、ペトコフ氏の魅力に触れてみれください。
Petkov氏の工房写真 
Petkov氏の工房写真 
今回入荷の2本を持って 
大型楽器催事”Akustika”会場
製作家情報
Petko Petokov（ペトコ・ペトコフ）1975-
1975年にブルガリアのカザンラグに生まれる。
高校を卒業後、カザンラグの弦楽器製作工房にて
修行を重ね、1997年にブルガリア製作界のマスター、Vladko Naidenovに師事。研鑽を積みます。
その後、1999年24歳の時に自身の個人工房をかまえて以降、自身の製作楽器は故郷を超え、世界中で愛され、これまでに300本以上の弦楽器を製作。
その拘りと経験、知識により米国、ドイツで開かれた国際ヴァイオリン製作コンクールにて優秀な成績をおさめる。
師から学んだイタリアンスタイルにて製作される拘り派の楽器はクレモナ、上海、ドイツなど数多くの弦楽器催事に出展、展示され、知名度を上げている今、注目のブルガリア製作家です。
製作活動の他、ブルガリア製作者協会の認定製作家でありながら、理事を務める存在となり、ブルガリアにおける弦楽器製作界の中心人物のひとりです。
受賞歴・出展
・2008年 International violin making competitions（国際ヴァイオリン製作コンクール）inUSA
・2019年 International violin making competitions （国際ヴァイオリン製作コンクール）in Germany
・MONDOMUSICA（クレモナ-モンド・ムジカ）
・Music China（上海-ミュージック・チャイナ）
・MusikMesse（フランクフルト-ムジーク・メッセ）
・Akustika（ニュルンベルク-アクスティカ）
※Petokov Maker HP参照
ブルガリアでの製作
国土の三分の一を山岳地帯が占めるブルガリア。
バルカン山脈と中央山脈に囲まれた東南ヨーロッパのこの地ではバイオリンに最も適したバルカン材を豊富に取り揃えています。
自然が多く、バラの名産地としても知られ、ブルガリア製作家の工房が軒を連ねるカザンラクはローズオイルが名産品と言われています。バラの中でも最も香り高いダマスクローズを収穫し、「バラの谷」とも言われています。
そんな自然にあふれる素敵な地域の中心地に工房をかまえ、世界中から愛される弦楽器を製作しています。
Petko Petokov 2024 Gallery
Petko Petokov 2024製
●Petko Petokov 2024 Strad Model
¥990,000（税込）
https://shop.kurosawagakki.com/items/2871193
師から引き継がれたイタリアンスタイルが光る一本です 。華やかな音色、クリアな響きが魅力となっています。
●Petko Petokov 2024 Strad Model
¥990,000（税込）
https://shop.kurosawagakki.com/items/2871196
なめらかでいて優しい音色をもつ一本です。カドがなく、丸みのある心地よい響きが魅力となっています。
名古屋店スタッフコメント
今回の入荷は当店の店長が春に訪れたドイツ買付にて入荷が叶ったものとなります。実際に本人にお会いし、直接仕入れを行った特別な2本のご用意でございます。
まず、目を惹くのが美しいワンピースバック。Petkov氏の使用する材は、故郷ブルガリア産の上質なバルカンメイプル、スプルースを用います。今回製作に使用した材は約10年の間、丁寧にシーズニングされ、最高級の材として育てられたものとなります。個人的にですが、Petokovを初めて手にしたのはヴァイオリンではなく、ヴィオラでした。どこかイタリアンの雰囲気を纏い、音色は明るく華やか。低音はジューシーな響きをしていて、とても好印象でした。その矢先の入荷に期待値はとても高いものでした。
今回、買付にて名古屋店に迎えた2本は丁寧な製作に同価格・同年代・ストラディバリウスモデルとどことなく双子のような雰囲気でした。しかし、音色の雰囲気は面白いもので違うのです。ひとつはヴィオラの時同様、華やかで鳴りも良く、明るいイメージ。（1枚目）もうひとつは滑らかな弾き心地で、ブルガリア製のバイオリンのイメージにぴったり。柔らかく響き、しっとりとした弾き心地の良い印象を受けました。（2枚目）音の比較は難しいですが、どちらか一方が鳴りが悪い…という事はなく、新作2024年製でここまで音色や響きの違いがはっきりとしている事に驚きました。最近では、ヴァイオリンも値上がりの幅が大きく、若手製作家の新作イタリアンでも100万円以内におさまる事は厳しく思えます。そんなときにはブルガリア製という選択肢を視野に入れてみる事もおすすめです。師から学んだイタリアンスタイルより紡がれる甘美な音色。華やかな印象もありますが、優しく柔らかい。そんな印象をもちました。ニスも丁寧に塗り重ねられ、まさにプロの職人である事を感じます。今回は2本ともに買付品にて名古屋店でのご用意となっております。作り手の拘りが詰まったこちらの2本の違いをぜひ、名古屋店にてお試しください。
最新情報
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クロサワバイオリン名古屋店
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MAIL : nagoyavn@kurosawagakki.com
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-3-1 B1F
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