ロレンツォ・カッシ来日特別イベント
～フォトレポート～【渋谷本店】

右から1stViolin – A.Stradivari 1705, 2ndViolin – A.Stradivari 1715

Viola – A.Stradivari 1690

Cello – A.Stradivari 1711″Duport”

①イベントはCassi氏の製作に関するプレゼンテーションからスタート。30名ものお客様にご参加いただき、改めてCassi氏の人気の高さに驚かされました。

②師匠であるFrancesco Bissolotti氏から継承した内型式製作技法。モニターの楽器は今回入荷したカルテット作品です。

③カルテット作品に使用されている木材は表板材はアルプス山脈の「イタリアンアルパインスプルース」、横板・裏板材はカルパチア山脈の「ヨーロピアンメイプル」で製作。

④F字孔の作業工程を解説しています。どのような工具を使ってどういう工程を経て切り欠いているのかを詳細に説明されていました。今回入荷したカルテットの実際の製作途中の写真です。

⑤カルテット作品を1挺ずつ手に取りそれぞれの楽器の解説をしています。手に取っているのは今回特に力が入っているというViola。材の選定から1枚裏板を綺麗に仕上げるまで苦労したそうです。

⑥何よりも驚いたのはアゴ当ての金具の位置まで考えてブロックを設定していること！下ブロック周りのライナーに負担がかからない金具の位置の説明がありました。

①オーナー様限定の楽器点検・調整会の様子。

②オーナー様の気になる点をリスニングし、全体を細かく見ていきます。

③どんな些細な点も逃さずチェックしていきます。この後実際にカッシ氏のアドバイス通りの調整を行い、気になる点は解消されました。

④次はバイオリンの方。オーナー様が実際にその場で弾きつつ気になる点をリスニングしていきます。

⑤真摯な眼差しで楽器をチェックしています。

⑥最後の方もバイオリンをお持ち込みされました。Cassi氏本人が点検をする、という貴重な機会を楽しみにされていたそうです。

⑦製作途中の写真などは見ることはありますが、駒の反り具合を診ている姿はなかなか見ないのではないでしょうか。

記念にご本人のパネルにサインをしていただきました！ありがとうございます！渋谷本店で楽器とともに展示中です。