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エミリオ&ルカ ズラヴィエロ来日記念イベント -フォトレポート-【コントラバス本店】

2023年11月18日にクロサワ楽器コントラバス本店にて当店初の弓製作家をお招きしたイベントを開催いたしました。
弓製作についてのプレゼンテーションや当店限定で実施した製作実演などイベント当日の様子を皆様へお届けいたします。

Emilio Slaviero & Luca Slaviero

(エミリオ・スラヴィエロ & ルカ・スラヴィエロ)

父であるエミリオは、イタリアのロンバルディア州にある製作専門学校でディプロマを取得後、工房開設および母校にて研究生という立場から弓製作技術にあたっての指導を4年間努め、後世の育成も精力的に行う。1990年にフランスの弓鑑定家として有名なJ.F.ラファンの元で弓製作についてのノウハウを学び、伝統的なフレンチスタイルを確立し、製作の幅を広げた。製作のほかに、オールド弓コレクションを保持しており、そのコレクションから研究された知識で正確なコピーモデルを製作していた。なかでも1800年頃のフレンチ弓の研究、コピーモデルを多く製作。1994年に世界ベースフェスティバルに参加。氏のコントラバス弓が高く評価され、その名を世界に広めた。

息子のルカはクレモナにある芸術専門学校「Cr.Forma」にて楽弓製作コースを修了。その後、父の影響で弓製作を始めたT.コヴァチの工房と、フランスの職人S.ビゴの工房で研鑽を積み、現在「Atelier Slaviero」の製作家として在籍に至る。2018年にはミッテンバルトで開催された製作コンクールで金賞を受賞し、輝かしい成績を残した。
「Atelier Slaviero」は、弓製作工房として高い技術とブランド力を誇っている。

フォトレポート

プレゼンテーション【フロッグ製作】

早速本題のプレゼンテーションが始まりました!
本日は弓のフロッグ製作についての内容で、息子のルカ氏が製作工程について語っていきます。

~フロッグとは~
丸で囲ったパーツがフロッグと呼ばれるパーツで、
竿(スティック)の手元の部分に取り付けられ、弓毛の張力を調整するためのスライド機能を有している部分です。

ご来場者や店舗スタッフとの質問を交えながらプレゼンテーションが進んでいきます、
あの小さなパーツに対してどれだけの製作工程や技術が詰め込まれているか、どのような思いで製作されているか深く知ることが出来ました。

製作実演

当店限定でルカ氏に弓のヘッド部分の製作実演を行いました。

製作実演が始まりました!
平やすり、棒やすりを使用して手際よく形を整えていきます。

やすり(平、棒)は数十種類使用しているようで、削る部分によって使い分けているそうです。

滅多にない製作実演にご来場者様と当店スタッフ含めて手元にくぎ付けです。

整形が完了し「荒い⇒細かい」紙やすりの順で表面を整えて作業終了です!!
大胆に削っているように見えましたが、仕上がりはとても美しく、氏の熟練の技術力と繊細さを感じました。

イベント用に用意して頂いた弓の販売会を行いました。

イベント終了

皆様ご来場いただき誠にありがとうございました!!

取扱店舗 クロサワ楽器コントラバス本店

TEL:03-3363-9595
E-mail:contrabass@kurosawagakki.com
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-10-8 BF
営業時間:11:00~20:00(年中無休)
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