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コラム

価値ある弓選び 
現代のマスター弓コレクション【大阪梅田店】

最終更新日:2026.01.22

クロサワバイオリン大阪梅田店では、第一線で活躍する楽弓製作家の、健康で技術的特性にも優れた新作マスター弓を多数取り揃えております。様々なシチュエーションで即戦力を期待できる新作楽弓のコレクションをご覧ください。

目次
1. Jacques Poullot (Gold)
2. Eric Gagne (Silver)
3. Laure Gravy (Silver S/N2504)
4. Manuel Ruhlmann (Silver)
5. Emilio Slaviero (Gold/Tortoiseshell)
6. 【Sold】Pierre Guillaume (Silver)
7. 【NEW】Sergio Alejandro Chanquia (Silver)

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大阪梅田店の、楽弓へのこだわり

当店ではフランスを中心に、第一線で活躍する弓メーカーへ独自オーダーを行っております。スティックに使われるペルナンブーコの希少性が高まっている昨今、モダン・オールド弓の価格の高騰が続いており、新作楽弓もその流れに逆らうことができない環境です。そんな中で、優れた楽弓としてのプレイアビリティと安心感を皆様にご提供したく、 第一線で活躍するマスターボウメーカーへのオーダーは、当店の命題になっております。

当店が力を入れているのは、主に楽弓製作コンクールの受賞歴のあるメーカーや、長年楽弓製作を継続してきたメーカーたち。人気製作家になると、我々のようなディーラーや各国のプレイヤーから注文が殺到し、オーダーから完成まで早くても半年、人気メーカーになると数年という期間を待つことも珍しくありません。

高騰しているオールド弓よりも、手が届きやすくポテンシャルの秘められた新作弓へと需要が移り変わりつつある現在、日本国内を見ても、弾き比べができるほど人気メーカーの弓を取り揃えているお店は稀と言えると思います。

そんな当店で、職人が生み出した価値ある芸術品を、生涯の相棒として手に取られてみてはいかがでしょうか。

大阪梅田店 店長

こちらに掲載している弓はすべて大阪梅田店の取り扱い品です。
お問い合わせはクロサワバイオリン大阪梅田店までお願いします。
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MASTER VIOLIN BOWS

1. Jacques Poullot Gold/Ebony
(ジャック・プーロー 金/黒檀)

フランスの名家Ouchard(ウーシャ)に師事したメーカー

1960年フランス・ディジョン生まれ。高校卒業後、音楽院でピアノ、バイオリン、トロンボーンを学びます。1976年にミルクールの国立ヴァイオリン製作学校に入学し、Bernard Ouchard(ベルナルド・ウーシャ)の指導を受けられる弓製作クラスに入りました。
1979年に楽弓製作技術者のディプロマを取得し、ディジョンにあるAlbert Claudot(アルベール・クロード)の工房で4年間の修行を行いました。
1983年ディジョンで楽器製作者として活動を開始しその後も数々のマスタークラスに参加しました。
製作する際は、選び抜かれた最高級のペルナンブーコ材を長年シーズニング(自然乾燥)させたものが用いられています。 また他にも、細部のパーツに至るまで自身の手作りのものが使用されています。

受賞歴
● VSA(1990): Certificate for Workmanship (2 premio) ,1990
● Premio citta di Parigi (archetto di violino),1991

● VSA: 3 Certificate for Workmanship (2 premio) ,1996
● Grand prix Dunhill Mestieri dArte,1998
● Grand prix regionale per lesportazione categoria Mestieri dArte,1999
● Artinov award for craft innovation for his work on bow maintenance,2009

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2. Eric Gagne Silver/Ebony
(エリック・ガニエ 銀/黒檀)

VSAコンクール常連の製作家

フランスのブレーズ・エミュラン、ベルギーの工房「メゾン・

フランスのBlaise Emmelin(ブレーズ・エミュラン)、ベルギーの工房「Maison BERNARD(メゾン・ベルナール)」にてPierrre Guillaume(ピエール・ギョーム)のもとで働きます。 モントリオールでIsabelle Wilbaux(イサベル・ウィルボー)とワークショップを共有し、現在はカナダのシャーブルックに工房を構え、製作活動を行っております。ベルナール工房で培ったオールドボウへの見識・修復技術をもとに、楽弓製作と並行してカナダ各地で弓の修復も行っています。
滑らかな操作性で優しい響きを求める方におすすめしたい楽弓です。

受賞歴
Certificates of Merit at the International Violin and Bowmaking  Competition for a double bass bow,VSA,2022.
2 Certificates of Merit at the International Violin and Bowmaking  Competition for a violin bow and for a cello bow, VSA, 2018.
2 Certificates of Merit at the International Violin and Bowmaking  Competition for a viola bow and for a cello bow, VSA, 2016.
2 Certificates of Merit at the International Violin and Bowmaking Competition for a violin bow and a cello bow, VSA, 2014.
«Certificat de Finaliste» for a cello bow at the International Competition of Cello and Bowmaking, VioloncellenSeine,  Paris 2012

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3. Laure Grevy Silver/Ebony
(ローレ・グレヴィ 銀/黒檀) #2504

25年以上クリストフ・シェフェールと共に製作をおこなってきた製作家

フランス、アヴィニョンからほど近いプロヴァンスに工房を構える Laure Grevy(ローレ・グレヴィ)の弓が入荷いたしました。氏は、現代フランスの名工の1人である Christophe Schaeffer(クリストフ・シェフェール)に弓製作を学び、25年以上、共に仕事を行ってきました。シェフェールのブランドの一つであった「LLGスタンプ」でご存じの方も多いかもしれません。LLGスタンプは、グレヴィも製作に携わるブランドとして知られています。2021年よりオリーブ畑とラベンダー畑に囲まれたプロヴァンスの村、シャトールナールの工房にてフランスの伝統とシェフェールのノウハウに基づいて、全て本人の手で製作を行っております。スティックには美的・音響的・技術的特性の組み合わさった高品質のペルナンブーコ材のみを使用。技術的な道具としてだけではなく、弓の美しさ、洗練さを大切にしています。

同時期入荷の#2505と比較し、濃厚な音質が特徴です。

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4. Manuel Ruhlmann Silver/Ebony
(マニュエル・ルールマン 銀/黒檀)

お求めやすいフレンチメーカー

幼少期からバイオリンに興味を持ち、1997年にフランスミルクールのバイオリン製作学校に入学します。卒業後はブリュッセルのJan Strick(ヤン・ストリック)やフィラデルフィアのFred W.Oster(フレッド・W・オスター)などの弦楽器、楽弓工房で見習いをします。2006年ブリュッセルのPierre Guillaume(ピエール・ギョーム)の工房で修行を終えフランスナンシーで独立しました。
2013年にバイオリン製作工房を売却。以降弓製作に専念する経歴の製作家です。

61gと特別重たい弓ではありませんが、同時入荷のGoldと比較すると少し重量感を感じます。
その分、軽快なGold弓と比べ重厚感のある太めの音色が特徴的で弦への吸い付きを強く感じます。

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5. Emilio Slaviero Gold/Tortoiseshell
(エミリオ・ズラビエロ 金/鼈甲)

鼈甲フロッグの希少弓

イタリアのロンバルディア州にある製作専門学校でディプロマを取得後、工房開設および母校にて研究生という立場から弓製作技術にあたっての指導を4年間努め、後世の育成も精力的に行います。1990年にフランスの弓鑑定家として有名なJ.F.ラファンの元で弓製作についてのノウハウを学び、伝統的なフレンチスタイルを確立し、製作の幅を広げました。
製作のほかに、オールド弓コレクションを保持しており、そのコレクションから研究された知識で正確なコピーモデルを製作していた。なかでも1800年頃のフレンチ弓の研究、コピーモデルを多く製作。
1994年に世界ベースフェスティバルに参加。氏のコントラバス弓が高く評価され、その名を世界に広めました。

希少な鼈甲をフロッグに採用し、金マウントのラグジュアリーなバイオリン弓です。
良質なスティックでフレンチ弓のようなしなやかさと吸い付きをもちます。力強く太めのサウンドが特徴です。

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6. Pierre Guillaume Silver/Ebony
(ピエール・ギョーム 銀/黒檀)

【2025年秋季ヨーロッパ買付品】

Ouchard、Bazin、Morizotなど偉大なフレンチボウスクールの流れを汲む現代最高峰の弓製作家の1人

フランスで一流製作家たちに師事したのち、ベルギーの名門Maison BERNARDの弓職人に就任。その実力が3代目当主ジャック・ベルナールに認められ4代目経営者として工房を引き継ぎます。

長年フレンチ弓に対する研究もあり、現代ではオールド弓の鑑定家として世界的にプレイヤーやディーラーより信頼を集めております。日本国内でもGuillaume氏の鑑定書が付属したフレンチボウの流通数が増加しております。

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7. Sergio Alejandro Chanquia Silver/Ebony
(セルジオ・チャンキア 銀/黒檀)

【クロサワバイオリン初入荷/大阪梅田店オーダー品】

セルジオ・チャンキア はバスク州ビルバオにある BELEバイオリン製作学校にてディプロマを取得します。2013年にパリへ移り住み、S.ラファンの工房にて弓製作の専門的な研修を開始し、約8年の期間を通じてアンティーク弓の修復とモダン弓の製作技術を磨き上げます。2016年に工房の責任者に就任し弓の製作に専念するようになります。2020年8月彼はキャリアの新たなステップとして自身の工房 “SAch Archetier”を開設します。現在は工房を夢の地であるポワニ=ラ=フォレに移転し、伝統的なフランスの技法に彼独自の感性を加えた弓を作り続けています。

ドミニク・ペカットにインスパイアされた当作品はなだらかなリッジと幅広く豊かなチークを持ち、先人のデザインと独自の感性を融合させております。60.6gと標準的な重量で密度を感じる良質な材が使用されております。フレンチらしいしなやかなスティックで安定感ある演奏を担保しながら、非常に力強い演奏を可能にする弓です。ソロ演奏やオーケストラ演奏など幅広くご愛用いただける1本ではないでしょうか。

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MASTER CELLO BOW

1 . Manuel Ruhlmann Silver/Ebony
(マニュエル・ルルマン 銀/黒檀)

ミルクールの国立バイオリン製作学校を卒業後、ブリュッセルのJan Strick(ヤン・ストリック)、フィラデルフィアのFrederick W. Oster(フレデリック・W・オスター)に師事します。
ブリュッセル滞在中は、Pierre Guillaume(ピエール・ギョーム)の工房で弓製作を学びます。
10年以上にわたり弦楽器製作に携わった後、弓製作に専念することを決意し、現在はフランスのサン・ニコラ・ド・ポールにある工房で活動しています。

オールド・モダン弓同様に個人製作家の弓も値上がりが続く中で、比較的リーズナブルな価格で手に入れることができるメーカーです。師であるギョーム氏のシルバーランクは力強いスティックの印象が強いですが、当弓はフレンチらしい強さと音色のバランスが取れた弓です。

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2 . Christophe Schaeffer Silver/Ebony
(クリストフ・シェフェール 銀/黒檀)

【現在入手困難な製作家の一人】

1958年2月11日ル・マン生まれ。
ミルクールの製作学校にてベルナール・ウーシャに師事します。
※ベルナール・ウーシャの下では、ジャン・パスカル・ネール、ジャック・プーロー、ブノワ・ロラン、ステファン・トマショー、マルタン・デヴィエなど現代弓製作界の名だたる巨匠たちが学びました。

20世紀フランス弓製作の巨匠ユージン・サルトリーの子孫であるフィリップ・デュピュイに認められ1977年から2020年までデュピュイの店の専属の弓製作を務めました。
この特別な人脈により、サルトリーの道具や材料を譲り受けることとなります。

シェフェール氏の業績は、この分野の専門家や同業者からも多くの称賛を浴びており、今なお、世界中のプレイヤーが氏の楽弓を追い求めております。
現代弓メーカーの中でも間違いなくトップクラスの名工であり、以前と比べても入手が難しくなってきていることから、年々希少価値が高まっております。

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3 . Andrea Proietti Silver/Ebony
(アンドレア・プロイエッティ 銀/黒檀)

【2025年秋季ヨーロッパ買付品】

【美しく機能的なイタリアンボウ】

1976年生まれ。
21歳からイタリアのクレモナで弓製作者としてのキャリアをスタートさせます。
アヴィニョンでカティア・ルイスやレミー・ベルトーとともに研鑽を積み、パリではエドウィン・クレメントのもとでフランス弓の製作技術に触れます。
2002年よりクレモナのジョバンニ・ルッキの工房で働きました。
弓製作と修復を専門として、2003年から2010年までクレモナの弓製作学校にて教鞭を執ります。

2007年からはチェゼーナに自身の工房を構え、バイオリン、ビオラ、チェロ用弓を製作。ヨーロッパで高い評価を得ており、最近では第19回ANLAI国際ヴァイオリン製作コンクールで受賞歴があります。

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4 . Jean Alexandre Narros Silver/Ebony
(ジャン・アレクサンドル・ナロス 銀/黒檀)

【個性的なデザインの弓が入荷】

1958年生まれ。
ベルナール・ウーシャが教鞭をとったミルクールの製作学校を卒業。この時代のミルクール製作学校にはトマショー、デヴィエ、シェフェールなど現代弓製作界トップクラスの製作家たちが研鑽を積んでおりました。卒業後はヴァレンツァにてレストアに従事します。一定期間パリに滞在したのちにクレモナに移り弓製作と修復をおこなっております。

珍しいイタリア製弓が入荷いたしました。※スタンプは”Paris”の刻印。
Vuillaumeスタイルに触発された作品でありながらナロス氏独自な個性も融合した個性的なデザインの弓です。D.ペカット中期のモデル【スワンヘッド】を彷彿とさせるヘッド背部の面取りをラウンドに加工するエレガントな仕上げになっております。
比較的軽量な77.6gの重量で細かいパッセージなどの反応の良さを感じます。

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