弓のしなり - ACTION
弓のキャラクターに最も大きな影響を与える弓の「しなり」。最終的に弓がどこでどのように「しなる」かによって決まります。木製の弓の場合は外的な形状が最も影響しますが、コーダ・ボウにおいては内的なデザイン(繊維のブレンド、量、方向)も影響を与えます。弦との引っかかり具合は、音の本質であるため、自分のスタイル、アプローチ、ジャンルに最も適した弓を選択することが重要です。
硬めのしなり - FIRM ACTION
コシの強い弓は、硬く素早く弦に吸いつき、まっすぐで明瞭な表現が可能です。フィドラーやロックミュージシャンにおすすめです。
Prodigy、Diamond NX、Diamond SXなど
柔軟なしなり - SUPPLE ACTION
柔軟で繊細な弦への吸いつきを感じられ、細かなニュアンスや多角的な表現が可能になります。クラシック音楽の演奏家に好まれます。
Diamond GX、Escent、Marquise GSなど
剛性/柔軟性 - STIFFNESS
弓を操るために必要な力の大きさを測定したものです。プレイヤーが弦の反応と弓の抵抗をどのように経験するかに影響します。
硬めの弓 - STRONGER
持続的な弓の速度と、より重い腕の重量に耐えることができ、アクティブで激しい演奏に向きます。
柔らかい弓 - SOFTER
穏やかで柔らかい演奏に最適です。
重心 - BALANCE
おそらく、弓の操作で最も重要で、最も理解されていない要素の一つである重心は、弓が動いている時に演奏者の手の中でどのようにバランスをとるかを指します。
フロッグ寄りの重心 - FROG-FAVORED
自分で弓をコントロールでき、素早いレスポンスと繊細なニュアンスを必要とするプレイヤーは、フロッグ側(手元)に重心のある弓をおすすめします。
弓先寄りの重心 - TIP-FAVORED
より安定した弦との引っかかり求めるなら、チップ側(弓先)に重心のある弓がおすすめです。手にしっくりとなじみ、明瞭な音を奏でます。
重量 - WEIGHT
重量は演奏性に影響しますが、好みは人それぞれです。規範の範囲内であれば、他の特性が最終的にその性能に大きな影響を与えることになります。
バイオリン弓は58~62g、ビオラ弓は68~72g、チェロ弓は78~82g、コントラバス弓は132~142gが一般的です。
カーボンの編み込み(柄の違いについて)
Models : Performance / Entry / Bass
剛性を持たせるためにカーボン繊維を編み込む「ダイアモンドパターン」を採用。力強い演奏が可能です。
Master Models
これまでのシリーズとは異なり、繊維を編み込まずストレートにまとめています。そのために編み込みのものよりも感度が高く、繊細な表現が可能です。
弓の上手な選び方
プレイヤーは自分の可能性を引き出し、問題を解決し、一緒になって考え、サポートし、技術的、表現的なニーズに応えてくれるような、そんな弓が必要です。良い弓は、腕の延長線上にあるようなシームレスな感触で、簡単に演奏することができます。
では、良い弓を選ぶには、どこから、どのように始めたらよいのでしょうか?コーダ・ボウがお答えします。
私たちの科学的な研究と弓作りの経験が、弓の性能に新たな発見をもたらしました。異なるスタイル、ジャンル、レベルに適した特定の属性があり、正確な技術的特性が弓の特性に影響を及ぼします。先駆的な材料と方法を用い、厳格な仕様に従うことで、各プレイヤーのパフォーマンスとニーズに合ったモデルを提供することができます。